1967年1月12日学内での鵜飼学長スピーチ

註1 鵜飼信成学長:(1906~1987) 初代の湯浅八郎学長を継ぎ1961年10月15日から国際基督教大学第2代学長に就任。(法学者で専門は憲法、行政法)1965年10月1日の再任(任期4年)を経て、学内で「能研テスト、授業料値上げ」に端を発した反対派学生と大学側の対立が激化し始めた1967年6月13日まで務めた。鵜飼信成氏は、湯浅八郎氏の妻清子氏の弟にあたる。鵜飼氏の父、鵜飼猛は19歳から10年の在米経験を経て牧師としての人生を歩み、日本で教会学校の発達に尽力。鵜飼氏の学長就任については、学長選挙等に依らない、湯浅八郎氏から身内への継承であることへの批判も学内にあった。

 

註2 「期待される人間像」:1966年10月末に中央教育審議会答申で特徴的な言葉(メニューの「次回記事「予告編」」参照)

註3 矢内原事件:1937(昭和12)年、東大教授だった矢内原忠雄が、論文で当時の国政批判を行い辞職することになった事件

註4 SFR : Students Faculty Ratio の略と思われる。学生教授比率(一人の教授が何人の学生を担当するかを比較する基準)

註5 ライト・イン : write -in  (米語用法)選挙であらかじめ名簿記載された中から選んで名前を記載すること